教員・研究室
化学系研究室
天然物機能化学研究室
教員
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教授奥 尚枝
- 専門分野 /
- 天然物化学
受験生の皆様へ:人類が健やかに生きるために「薬学」で学ぶ知識は無くてはないものです。薬学を選んだ皆さんには、医療現場はもちろん、薬や化粧品の開発、生命現象を解き明かす研究者…など、さまざまな活躍場所が待っています。科学や生命への好奇心と思いやりを忘れずに「自分らしい将来」を見つけてください。
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専門分野 天然物化学 最終学歴 武庫川女子大学薬学部生物薬学科 学位 博士(薬学) 所属学会 日本薬学会、日本生薬学会、日本植物生理学会、日本NO学会、植物化学研究会、植物化学調節学会、農芸化学会 出身高校 山口県立徳山高校 研究テーマ 天然物の機能に関する研究 担当科目 薬用植物学・生薬学、天然物化学、生薬・天然物医薬品を取り扱う、薬用植物学、天然医薬品化学、天然物化学実験、薬学基礎実験、健康生命薬化学実験ほか その他 薬用植物園長
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助手井上 尚樹
- 専門分野 /
- 天然物化学
大学で様々なことに挑戦して、自分の得意、不得意を見つけてみてください。
みなさんが充実したキャンパスライフを過ごせるよう、力を尽くしていきたいと思います。 -
専門分野 天然物化学 最終学歴 近畿大学大学院薬学研究科薬科学専攻修士課程修了 学位 修士(薬科学) 出身高校 熊本県立八代南高校
研究室

植物の持つ生理活性物質には二つの大きな機能(働き)があります。一つは、病気の治療や予防といった人に対する機能で、薬学的研究の根幹をなすものです。もう一方は、植物本来が持つ植物自身にとっての機能です。本研究室では植物の持つこれらの機能の解明を目的としています。 この一つとして、植物のアレルギーやその痒みを抑制する機能物質を探索しています。これまでに、ホウセンカ、ツリフネソウ、キンギンカなど多くの植物に、アレルギーやその痒みを抑制する作用を見出し、それらの活性成分や、作用が発現するメカニズムについて科学的に解明し、新しい治療薬の開発に向けて研究を行っています。またこれと関連して、活性の緩和な天然物から機能物質を探索するための独自の評価法(アッセイ法)も開発しています。 もう一方は、時間とともに花の色が変わる植物(スイフヨウ、ヒマラヤコリンゴなど)の、花色変化のメカニズムを明らかにする研究に取り組んでいます。植物本来が持つ機能を解決するには、植物バイオテクノロジーやゲノム解析、機器分析等の最先端技術の結集も必要となります。科学の進歩と共に研究を進めているところです。 私たちの研究室では、身の回りで起こる不思議な生物現象に目を向けて、常に知的好奇心を刺激し、天然物科学の発展に貢献したいと考えています。


