武庫川女子大学 薬学部 武庫川女子大学 薬学部

よくあるご質問

薬学部の2学科制

  • 実験が好きで研究者を目指していますが、薬剤師の資格もとっておきたいと考えています。そんな時はどちらの学科を選べばよいのでしょうか

    薬剤師の養成を主な目的とする6年制薬学科では、医療に携わるために必要となる知識、技能、態度の修得に重点をおいた教育を受けます。しかし、4、5年次(希望者は6年次においても)には、実務実習と共に研究室に所属して先端の薬学研究に参加する卒業研究を行い、研究の基本を学ぶことを通して問題解決能力を養います。卒業研究で研究に興味がわけば、大学院に進んで研究者を目指してください。 卒業後に、臨床経験を積み重ね、臨床上の疑問が出てくれば、働きながら学位を得ることも可能です(夜間大学院をご覧下さい)。
  • 4年制学科で学んでから薬剤師になることは可能ですか

    2018年入学者より、4年制学科で学び薬剤師国家試験の受験資格を得ることが出来なくなりました。薬剤師国家試験の受験資格は“薬学部の6年制課程を卒業した者”に与えられますから、薬学部の4年制学科を卒業しても薬剤師になれません(2017年入学者以前であれば、可能な場合があります)。
  • 6年制と4年制の学科は卒業後の進路や資格が違うのでしょうか

    新しい薬学の教育制度における6年制と4年制の学科は教育目標が異なるため、卒業後の資格と進路にもそれに伴う違いがあります。すなわち、薬剤師養成を教育目標とする薬学科(6年制)では、課程を終えると“学士(薬学)”の称号と薬剤師国家試験の受験資格が与えられます。薬学科の卒業生は、国家試験に合格して薬剤師の資格を得て、薬の専門家として医療の分野で活躍することが主な進路になるでしょう。これに対して、健康生命薬科学科(4年制)では、課程を終えると“学士(薬科学)”の称号が与えられます。その後の進路は、製薬、化学、食品、健康、バイオ産業などの技術、開発、学術、営業などの諸分野、環境、衛生行政関連分野(公務員)など、旧課程の薬学部卒業者が薬剤師資格を使わないで活躍している様々な分野になります。また、その分野に応じた専門知識や技能を深めるために大学院へ進学することも必要となることがあります。特に研究職を希望される場合は、大学院への進学をお勧めします。また、教職課程科目を履修することにより、高等学校、中学校の理科教員を目指すこともできます。
  • 6年制と4年制の学科で学ぶ内容の違いを教えてください

    薬学を理解するために必須となる自然科学の基礎知識や薬理・薬剤学など薬学特有の基礎知識は、どちらの学科でも本質的に同じ内容を学びます。これに対してそれぞれの学科の教育目標に直結する専門知識では学ぶ内容がかなり異なっています。薬剤師養成を目的とする薬学科(6年制)では、医療機関における実務実習や臨床薬学関連科目など、薬剤師としての専門職能を高める臨床薬学に関する実践的な知識、技能及び態度を学びます。一方、生命と化学物質に関係した幅広い分野で活躍する人材を育てる健康生命薬科学科(4年制)では、生命科学の最先端の知識や技能を学び、それを修得した上に、新薬開発・臨床試験に関連する科目、化粧品、健康食品やサプリメント・バイオに関連した領域の科目、化粧品の企画・開発あるいは医療分野への導入を学ぶ科目など、将来の進路につながる知識や技能を深く学びます。
  • 薬学部はなぜ6年制と4年制の2学科制(2本立)になったのですか

    薬学教育は、1. 医療における薬の専門家である薬剤師の養成と、2. 新しい薬を創ることなどを目標とする研究や健康と環境の保全など、生命と化学物質に関係した幅広い分野で活躍する人材を育成するという二つの目的をもっています。新しい薬学教育制度では、薬剤師養成は医療人を育てる教育という目標を立て、医療機関における長期間の参加型実務実習を含めて、臨床薬学に関する実践的な能力を高める内容を充実させることが必要と考えられています。そこで、1.では、医学、歯学と同じように6年制の学部教育を行う学科(共通した名称として“薬学科”を使います)で行うことになりました。一方、2を目的とする教育は、実務実習など臨床に関わる教育を必要としないので、他の理系学部である、理学、工学、農学、栄養系学部と同じで、4年間の学部教育を行う学科(共通した名称として“薬科学科”を使います)で行うことになりました。
  • 薬学科と健康生命薬科学科で学ぶ内容にはどのような違いがあるのですか

    薬学の基盤となる科目に関しては、両学科間で本質的な違いはありません。これに対して専門科目は両学科でかなり異なっています。薬剤師養成を目的とする薬学科では、薬の専門家として活躍する医療人という専門職能を高める実践的な知識、技能そして態度を学びます。そのために、実務実習や臨床薬学関連科目がおかれています。一方、健康生命薬科学科は、健康と生命に関わる様々な分野で活躍する人材を養成することを目的としています。そのため、生命科学の最先端の知識や技能を習得するとともに、創薬、臨床試験、健康食品・サプリメント、化粧品、バイオの分野の知識や技能を選択して学ぶことができます。

薬学科(6年制)の教育内容と進路

  • 高校で物理を選択していないのですが、講義を理解できるでしょうか

    本学を含む多くの私立大学薬学部では、入試の科目に物理は含まれていません。そのため、入学者の物理の準備状況に、大きな違いはありません。そこで、本学では高校で物理を選択していない方のために、入学後すぐに基礎物理・数学の講義科目と演習科目を開講しています。そこでの内容は高校レベルから大学初等レベルであり、講義で習った内容を、演習科目で問題形式により理解を深められるように時間割が組まれています。演習科目では、学生のみなさんの多様な疑問点の解決を助けるために、多数の教員がきめ細かい指導にあたります。ここで、基礎物理と数学の基礎をしっかり学習すると、その後に学習する専門科目の物理や薬学に深く関係する物理の内容を確実に身に付けることができます。専門科目についても、1~2年次では演習科目を開講することにより、基礎的な知識の確認のために多数の教員が指導にあたっています。
  • 薬学科(6年制)の卒業後に進む大学院はどのようなものですか

    薬学科(6年制)の上に設けられる大学院は、医学、歯学、獣医学と同じ4年間の博士課程となります。本学でも大学院薬学研究科に開設した薬学専攻は、6年制薬学教育の社会的使命を背景にしており、医療に関係した高度な専門職能を修得することを目的とする大学院です。そこでは、医療薬学・臨床薬学に重点を置いた研究を推進し、4年間で学位(博士(薬学))を取得します。
  • 就職に対してはどのような支援があるのでしょうか

    大学には就職支援を受け持つキャリアセンターがあります。医療機関への就職は、薬学部専属の就職担当(キャリアアドバイザー)と就職担当の教職員が支援します。
  • 薬剤師国家試験に対してどのような対策が取られているでしょうか

    薬剤師国家試験の受験資格は、「薬学部の正規な課程を収めて卒業すること」が要件となっています。"薬学の正規な課程を収めて"とは、6年制薬学科の必修科目の試験にすべて合格することです。そこで、薬剤師国家試験対策の第一は、予習、復習の学習習慣を身につけて日常の授業内容をしっかり学習することです。それに加えて、本学では、卒業目前に試験問題中心の国家試験対策を行うのではなく、1年に入学した時点より卒業に至るまで、国家試験の合格を目指してのみなさんの学習方法に幾層にも対策を重ねて、社会で活躍できる薬剤師の育成を目指しています。具体的には以下の通りです。
    [I]下級学年(入学後~2年次)において、リメディアル(補講)教育と習熟度別授業を行います。
    (1)高校で履修していない科目について、リメディアル(補講)科目を開講して、スタート時点で、高校における履修科目の取り方により、有利・不利ができるだけ出ないようにしています。
    (2)不得意科目の授業内容を理解するために、習熟度別授業を行います。不得意科目、得意科目はだれにでもあるもの。不得意科目は、習熟度別授業で内容を完全に理解できるように、ゆっくりと、且つ、丁寧に学習を進めることができるようにしています。この授業は、平成26年に開設した「薬学教育推進センター」所属の科学の基礎教育に秀でたセンター長以下、若手教員5名を中心として行います(薬学教育推進センターについてはこちら)。
    (3)学びを確かなものとするために、演習や実習の時間が多く設定されています:習ったことも、実際に使ってみなければ身につきません。多くの授業で、演習科目を設定して、実際に上手に知識を使えるか確認する演習時間を設定しています。そこでは、講義形式ではなく、文字通り演習形式で、複数の学生に対して、複数の教員が付いて指導を行っています。また、実習時間では、小グループの議論(SGD)を交えて、ただ単に実習として技能を学ぶばかりでは無く、SGDを通じて、お互いの知識や技能を確認しあう討議の場を設けています。
    (4)1~3年次の学期末にはその学年の確認試験とその解説を行い、知識の定着を図ります。
    [II]4年~6年においては:共用試験(OSCE, CBT)と国家試験対策を段階的に行います。この3年間は国家試験対策の最重要期間です。
    (1)国家試験の出題分野に対応した複数の科目群を各学年に階層的に、且つ時期別{前期・後期・特別学期(1~3月)期}に配当し、切れ目なく対策講義(集中演習、模擬試験とその解説講義、演習科目群)、実習群(プレファーマシー実習I~IIIを配置しています。
    (2)更に、各学年においては、適宜、模擬試験を複数回導入して、学習の進捗度と達成度を評価しています。結果は、各研究室の指導教員や、クラス担任から、弱点補強についてアドバイスを受けることにより安心して専門科目群の履修が可能です。
  • 講義についていけない場合のフォローアップはありますか

    フォローアップとしては3つの仕組みを用意してあります。
    1つは本学のクラス担任制です。担任の先生がみなさん一人一人の学習の進捗状を把握し、課題が見つかる場合やみなさんが講義の問題や生活の問題での悩みが有るときにアドバイザーとして親身に相談にのってくれます。
    2つは、本学にはみなさんが教員をアポイントメントなしに訪ねることができるオフィスアワーという制度があります。
    3つは、上記に記載してありますように、薬学教育推進センターの先生方が相談に乗ってくれます。科目を担当している教員は、みなさんからの質問に常に親切で丁寧に対応することに努めています。授業についていけないなと感じたら遠慮しないで教員に直接質問し、理解できるまで指導を受けてください。
  • 「参加型実務実習」について教えてください

    参加型実務実習は薬学の教育年限を6年間に延長することが必要になった理由のひとつであり、薬の専門家としての実践力を身につける重要な科目です。実務実習は、学生が実際に医療を行っている病院と薬局に入り、それぞれ2ヶ月半ずつの実務に参加して、指導薬剤師の指導の下に実習します。このような実習を行うことによって、患者さんや医師、看護師など他の医療スタッフとのコミュニケーションの力を含めた、薬剤師として実践的な能力が身につきます。実務実習は原則として4年次後期~5年次に履修します。
  • 「薬学共用試験」について教えてください

    6年制薬学教育で重要な参加型実務実習では、薬剤師免許を持たない学部4、5年生の学生が病院と薬局で実際の医療に参加します。薬学共用試験は、実習生が医療に参加するために必要な知識、技能、態度を持つことを保証するために行われる試験です。
    あまり適切なたとえではありませんが、自動車学校で路上教習の前に行う仮免許試験と同じ意味の試験だと考えると理解しやすいかもしれません。試験を行う時期はまだ正式に決まっていませんが、実務実習が4年次後期末から行われますから、4年次の後期の終わりに近い時期に行われています。
  • 新しい薬学教育は改訂モデル・コアカリキュラムに基づいて行われると聞いていますが、武庫川女子大学薬学部の教育には他とは違う特長がありますか

    平成27年度の入学者から、全国の薬系大学、薬学部共通で、従前の「薬学教育モデル・コアカリキュラム」を改善した「改訂薬学教育モデル・コアカリキュラム」により教育が行われます。これは、薬剤師養成に必要な標準的な教育内容を示したものですが、具体的な教育内容や方法、さらに高度な専門教育には大学の特長が発揮されます。武庫川女子大学における薬学科(6年制)教育は次のような特長をもっています。
    1. 私立大学における薬剤師養成教育に携わった経験が豊富な教員が揃っており、国家試験受験まで親切で丁寧な指導がなされること。
    2. 臨床における実践を重視した教育に早くから取り組んできた実績の蓄積によって臨床薬学教育が充実していること。
    3. 女子総合大学の利点を生かした共通教育によって、医療人に求められる豊かな人間性を育てる教育が充実していること。
    4. 4、5年次に実務実習と並行して卒業研究、複数領域にまたがる最先端の専門知識を組み合わせた問題解決の方法を学ぶ統合型演習を行い、実践力と問題解決力を兼ね備えた臨床薬剤師の養成を目指すことなどです。
    武庫川女子大学薬学部は、これらの特長を生かして医療の場で即戦力として活躍できる実践力を備えた薬剤師を育てます。

健康生命薬科学科(4年制)の教育内容と進路

  • 高校で物理を選択していないのですが、講義を理解できるでしょうか

    本学を含む多くの私立大学薬学部では、入試の科目に物理は含まれていません。そのため、入学者の物理の準備状況に、大きな違いはありません。そこで、本学では高校で物理を選択していない方のために、入学後すぐに基礎物理・数学の講義科目と演習科目を開講しています。そこでの内容は高校レベルから大学初等レベルであり、講義で習った内容を、演習科目で問題形式により理解を深められるように時間割が組まれています。演習科目では、学生のみなさんの多様な疑問点の解決を助けるために、多数の教員がきめ細かい指導にあたります。ここで、基礎物理と数学の基礎をしっかり学習すると、その後に学習する専門科目の物理や薬学に深く関係する物理の内容を確実に身に付けることができます。専門科目についても、1~2年次では演習科目を開講することにより、基礎的な知識の確認のために多数の教員が指導にあたっています。
  • 健康生命薬科学科(4年制)を卒業したら、大学院に進学する方がよいのでしょうか

    大学や研究機関で研究者として活躍することを目指すなら大学院へ進学することが必要です。また、そのような研究者を目指さない場合でも、現代の生命科学や薬学の先端を理解して社会で活躍する場合、大学院の修士課程で学ぶことは有意義だと考えられます。 その一方、学部を卒業してすぐに社会で活躍できる進路もたくさんあり、それらの進路に進むことに対しても積極的にサポートします。
  • 健康生命薬科学科(4年制)を卒業して薬剤師になることは可能ですか

    2018年入学者より、法律の時限措置の経過終了により4年制学科で学び薬剤師国家試験の受験資格を得ることが出来なくなりました(平成29年までの入学者に対しては、経過措置があります)。
  • 就職に対してはどのような支援があるのでしょうか

    大学には就職支援を受け持つキャリアセンターがあります。医療機関への就職は、薬学部専属の就職担当(キャリアアドバイザー)と就職担当の教職員が支援します。
  • 講義についていけない場合のフォローアップはありますか

    フォローアップとしては3つの仕組みを用意してあります。
    1つは本学のクラス担任制です。担任の先生がみなさん一人一人の学習の進捗状を把握し、課題が見つかる場合やみなさんが講義の問題や生活の問題での悩みが有るときにアドバイザーとして親身に相談にのってくれます。
    2つは、本学にはみなさんが教員をアポイントメントなしに訪ねることができるオフィスアワーという制度があります。
    3つは、上記に記載してありますように、薬学教育推進センターの先生方が相談に乗ってくれます。科目を担当している教員は、みなさんからの質問に常に親切で丁寧に対応することに努めています。授業についていけないなと感じたら遠慮しないで教員に直接質問し、理解できるまで指導を受けてください。
  • 武庫川女子大学薬学部の4年制学科はなぜ“健康生命”薬科学科なのですか

    武庫川女子大学が「健康科学」を大学全体の教育の柱のひとつにしていることと、“生命と化学物質の接点”を考える基盤が「生命科学」であるからです。健康生命薬科学科では、自然科学と薬学の基礎教育の上に、健康科学と生命科学に関するアドバンスト科目(詳しくは健康生命薬科学科のページ)をおき、卒業研究の時間を多くとるなどの特徴をもつカリキュラムを用意して、生命科学と健康科学を基礎にして、医薬品の創製、食品・栄養、化粧品など、化学物質が我々の健康にかかわりを持つ多様な分野で活躍できる人材の育成を目指します。
  • 「健康生命薬科学科」の特長を教えてください

    健康生命薬科学科の特長は“化学物質と生命の接点に関わる様々な問題を考えるユニークな学科”であるということです。私たちは環境や飲食物中の化学物質から様々な影響を受けています。それらは、栄養やくすりとして有益な働きをし、心地よい香りや美味しさで楽しみを与えてくれますが、時には毒となって命を脅かすこともあります。生命を探求する生命科学、物質の性質や働きを学ぶ化学や物理学、農作物や食品を扱う農学、科学技術を対象にする工学など、理系には多彩な学部や学科がありますが、“生命と化学物質の接点”を専門にする学部は薬学だけです。健康生命薬科学科では、健康科学と生命科学を基礎にして、生命と化学物質の相互作用に関する様々な問題を学びます。

学生生活

  • 担任制度とは何ですか

    担任教員による大学生活の支援は本学の教育制度の大きな特徴です。40~50名程度の学生で構成されるクラスに1名の担任教員があり、入学から卒業まで学生の皆さんが本学で勉学する上で必要とする様々な事柄について、必要に応じて指導すると共に、勉学や学生生活に関する個人的な悩みなどについても相談に応じています。
  • アカデミック・メンター制度とは何ですか

    担任教員による大学生活の支援は本学の教育制度の大きな特徴です。これを横糸とすれば、アカデミック・メンター制は少人数で学年縦断型のアドバイザーで、言わば縦糸の支援制度です。アカデミック・メンター制度では、同じグループの先輩(達)も、授業や実習、研究について相談に乗ってくれる強力なサポーターとなります。入学から卒業まで学生の皆さんが本学で勉学する上で必要とする様々な事柄について、必要に応じて指導すると共に、勉学や学生生活に関する個人的な悩みなどについても相談に応じています。一方、研究室配属後は、配属研究室の教員がきめ細やかに相談にのります。
  • 学生寮は希望のところに入れますか

    学生寮についての情報はホームページをご覧ください。
    ご希望の寮にお入りいただくようにはしていますが、収容定員との関係で調整が必要になることもあります。入寮を希望される場合はできるだけ早くお申し込みください。
    また、学寮ではありませんが、大学が推薦する民間の個室型学生寮(女子学生会館など)を利用することもできます。詳細は、学生課におたずねください。
  • 薬学部は他の学部から離れた場所にありますが、サークル活動はあるのですか

    薬学部キャンパスと中央キャンパスとは共通教育の授業などで行き来する機会が多いので、中央キャンパスで活動しているサークルに参加することができます。また、薬学部で活動しているサークルとしては「漢方同好会」、「テニスサークル」、英語をtoolとして使えるようになることをコンセプトに「ESS」も活動しています。
  • 奨学金制度について教えてください

    奨学金には本学独自のものから外部機関や団体による公的、私的なものに至るまで、さまざまなものがあります。詳しくは武庫川女子大学ホームページの奨学金制度のページをご覧ください。 また、奨学金制度については年度の始めなどにガイダンスがあり、その年度の奨学金の募集に関する具体的な情報を詳しく案内します。
  • 大学に納める学費以外に必要な費用について教えてください

    生活費や交通費は、自宅通学か自宅外通学かなど個々の事情で異なりますが、全員に共通する主な費用としては教科書代があります。学年によって異なりますが、どちらの学科でも平均して1年間に数万円が必要だと考えてください。 また、薬学科では、共用試験の受験料、実務実習に関わる諸経費(保険料、実習機関への交通費など)が必要になると考えておいてください。なお、本学では実務実習費は学費に含めています。

研究

  • 研究者を育てるための取り組みを教えてください

    研究者の育成を重要な教育目標のひとつとしている健康生命薬科学科では、入学直後から授業や実験を通して研究の面白さを感じられるような工夫を取り入れています。具体的には、実習科目である『創薬体験学習Ⅰ』では、アスピリンの合成を行います。また『創薬体験学習Ⅱ』では、自分で合成したアスピリンの効き目を確認します。このように、見たことはあるけれど、高校では実験設備が無いために体験出来なかった身近なテーマで、実験の基礎を学びます。また、化粧品の研究現場や、製造現場、あるいは製薬工場、空港・港湾の検疫所を訪問して、実際の現場の様子を見学し、将来のキャリアについて学ぶための契機とします。
    3年生の前期からは研究室に入って卒業研究に取り組み、研究の基本を学びます。
    大学院の修士課程では、与えられた研究テーマに基づいて実験や解析を行い、結果を考察して研究成果をまとめ、それらを学会などで発表できる研究者としての基礎力を養います。
    さらに、博士後期課程に進むと、自分で実験計画を立案して研究を進め、新しい問題点を見つけ出して研究を発展させ、その成果を研究論文にまとめることができる力を身につけます。
    これらの課程を修了して論文審査に合格すると、博士の学位が与えられて一人前の研究者としての第一歩を踏み出すことになります。卒業研究以後、研究室で行われる研究者を育てる課程では、指導教授を中心とする研究室のスタッフが一対一で丁寧な指導を行います。
  • 卒業研究では希望する研究室に入ることができますか

    卒業研究のために所属する研究室は、原則として学生の皆さんの希望に基づいて決められます。しかし、研究室が収容できる卒業研究生の数には限度がありますから、それを超過する希望者が出たときには、調整を行うことがあります。
  • 薬学科では研究者を目指す教育はしないのですか

    6年制の薬学科では学部の4年までは、薬剤師としての基礎的な能力を修得することに重きをおいて、薬学の基礎と医療薬学に関する知識、技能、態度を修得することに専念しますが、4年次後期末からは、実務実習と共に卒業研究に取り組みます。卒業研究では、研究室に所属して先端の薬学研究に参加して、研究について学びます。6年制のQ&Aも参照してください。
  • 薬学部ではどのような研究が行われていますか

    薬学部では生命科学、有機化学などの基礎領域から医療薬学に至る幅広い領域の研究を行っています。
    より具体的な内容はホームページの「研究室と教員」のページをご覧ください。

卒後教育

  • 社会人大学院について教えてください

    薬学専攻および薬科学専攻は、いずれも昼夜開講で社会人を受け入れています。 薬科学専攻の修士課程では、医薬に関連する職業(医療機関、製薬企業など)に就いている方で、修士(薬科学)の学位取得を目指して就業を継続しつつ大学院で勉学することに対する勤務先の承諾が得られる方を対象に、社会人特別選抜入試を行い、社会人を受け入れています。 また、薬学専攻博士課程および薬科学専攻博士後期課程では、出願時に病院、薬局、大学、研究所、企業に勤務し、所属長の推薦を受けた方を対象に、社会人特別選抜入試を行い、博士(薬学)あるいは博士(薬科学)の学位取得を目指す社会人を受け入れています。
  • 卒業生、あるいは社会人に対して開かれている公開講座を教えてください

    現職薬剤師を対象にした研修を目的として「薬学講座」を毎年開催しています。この他、大学院への聴講生として社会人を受け入れる制度があります。具体的な内容については卒後教育のページをご覧ください。
    武庫川女子大学薬学部では、日進月歩の医学とそれらが導入される医療環境、あるいは医療制度の変化に対応するために、各領域で一流の講演者をお迎えして講演会を定期的に開催しています。薬剤師としてそれぞれの現場で活躍されている方には、専門領域の深化や日頃関わりの少ない領域の研修を目的として、卒後(フォローアップ)教育を更に発展、充実さていきますので、是非、聴講して頂きたいと思います。