教員・研究室
化学系研究室
リピドミクス解析学研究室
教員
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講師濵口 良平
- 専門分野 /
- 薬品物理化学
臨床における薬剤師の活躍の場が広がり、考える力を持った薬剤師が求められています。また、薬学研究においても考える力は必要不可欠です。物理化学を学ぶ中で、しっかり理解し考える力を養ってください。テストのためではなく、新たな発見や知識の習得を楽しみながら勉強を進めてもらいたいと思います。武庫川女子大学薬学部での学生生活で、薬剤師、研究者としての専門的知識や社会に出るための教養を身につけるとともに、たった一度の人生、楽しく・充実したものにしましょう。
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専門分野 薬品物理化学 最終学歴 京都薬科大学大学院薬学研究科博士前期課程修了 学位 博士(薬学) 所属学会 日本薬学会、クロマトグラフィー科学会 出身高校 私立高槻高等学校 研究テーマ 脂質の異常を伴う病態におけるリン脂質組成に関する研究 担当科目 薬学科 :物理化学 Ⅰ、物理化学 Ⅲ、放射化学、総合演習 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 他
健康生命薬科学科:基礎化学、物理化学 Ⅰ、基礎分析化学 他
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助手松下 翠
- 専門分野 /
- 分子生物学、内分泌・代謝学
大学では様々な出会いや学びがあります。新たなことを始める時は緊張しますが、多くの経験は自身の糧になります。大学生活はあっという間ですので積極的にチャレンジしてください。皆さんが充実した学生生活を過ごせるよう全力でサポートをしますので一緒に頑張りましょう。
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専門分野 分子生物学、内分泌・代謝学 最終学歴 武庫川女子大学大学院薬学研究科修士課程修了 学位 修士(薬科学) 所属学会 日本薬学会、日本内分泌学会 出身高校 帝塚山学院高等学校
研究室

リン脂質は、生体膜の主要な構成成分であり、細胞内に当然のように存在する物質の一つです。しかし、生体内に存在するリン脂質について、どのような分子構造のモノがどこにどれだけ含まれているか。といった詳細は全てが明らかになっているとは言えません。さらに、リン脂質が細胞内に過剰に存在すると、生体に悪影響を及ぼします。薬物治療において、ある種の薬物が、リン脂質の過剰な蓄積を伴う副作用(リン脂質症)を発現することが知られていますが、そのメカニズムは明らかになっていません。我々はこの副作用に着目し、以下の研究を行なっています。
・カチオン性両親媒性薬物に対する細胞のレスポンスに関する研究
副作用としてリン脂質の過剰蓄積を起こすことが経験的に知られている、カチオン性両親媒性薬物の副作用発現メカニズムを明らかにするために、細胞内のpHの恒常性や脂質輸送が薬物の処置によってどのように変化するかについて、研究しています。
・薬剤誘発性リン脂質症のバイオマーカー開発に関する研究
副作用としてのリン脂質症の指標となるバイオマーカーの開発が、現在さまざまな研究機関で進められています。本研究室では、リン脂質の変動を直接的に反映する新しいバイオマーカーの開発を目指し、研究を進めています。
・臨床現場における医薬品の品質保証に関する物理化学的考察
薬局製剤は、文字通り薬局で調製される医薬品で、薬局の環境や調製者によって、その品質が異なることが問題になっています。そこで我々は、薬局製剤の品質を一定以上に保証するために必要な条件を物理化学的な視点から研究しています。


