武庫川女子大学 薬学部 武庫川女子大学 薬学部

教員・研究室

医療系研究室 臨床病態解析学研究室

教員

教授
森山 賢治
専門分野 /
内分泌・代謝学

約90年前、カナダのバンチング(30歳)と学生ベストは、夏休みに間借りした研究室の片隅でインスリンを発見しました。それ以後、医師達が為す術もなく死んでいった世界中の多くの患者を救えるようになりました。そして、これからも未来永劫、患者を救い続けるでしょう。真面目、誠実、正直、本気。誰に対しても、何に対しても必要な姿勢ですよね。その姿勢は、伝統なくしては醸成されるものではありません。そしてその学風が、ここ武庫川女子大学には根付いています。受験生のみなさん、なぜ? どうして? っという疑問を大切にして、真面目、誠実、正直、本気で、次のインスリンを発見するという夢を一緒にみませんか?

専門分野 内分泌・代謝学
最終学歴 島根医科大学大学院医学研究科
学位 博士(医学)
所属学会 日本糖尿病学会、日本内分泌学会
出身高校 島根県立大田高等学校
研究テーマ 生活習慣病の傾向と対策:ベンチサイドからベッドサイド、DNAから疫学まで
担当科目 解剖生理学 病態疾病学 腫瘍生物学 統合医療概論
その他 私の生まれ故郷(島根県大田市)が世界遺産になりました(^_^)。
助手
光谷 真奈
専門分野 /
分子生物学、内分泌・糖尿病・代謝学

学生時代は時間があるようでないので、何事にも全力で取り組み、後悔のない学生生活を過ごしてください。
全力でサポートしますので一緒に頑張りましょう。

専門分野 分子生物学、内分泌・糖尿病・代謝学
最終学歴 武庫川女子大学大学院 薬学研究科 薬科学専攻 修士課程 修了
学位 修士(薬科学)
所属学会 日本薬学会、日本内分泌学会、日本甲状腺学会
出身高校 松蔭高等学校
研究テーマ 甲状腺ホルモンと成長ホルモンの相補性に関する検討
その他 第64回日本甲状腺学会 ロシュ若手奨励賞 受賞(2021年)

研究室

身体の発達と調和を保つ仕組みにはホルモンを仲立ちとする内分泌(系)器官があります。そのホルモンの代表的なものには、甲状腺ホルモンやステロイドホルモンなどがあります。それらのホルモンの受け手を受容体(レセプター)と言います。ホルモンは、それぞれに用意された受容体と特異的に結合することで、標的とする遺伝子の転写→翻訳のスイッチがオン、あるいはオフされて、その結果、各々のホルモンはその役割を果たしています。そこで私たちは、 (1)ホルモンの受容体を作動する物質を医薬品のシーズ(種)として、天然成分をはじめとした、身近な物質の中から探索していくことが1つの目標です。 (2)そしてホルモンが受容体に結合した以後の過程を解きほぐし、ホルモンの作用機構を明らかにしたいと考えています。 (3)ホルモンの作用機構を明らかにする中で、医薬品の効き方や作用点も明らかにし、分子レベルにおいて医薬品の効き方も明らかにしていきたいと考えています。 (4)最近、生活習慣の乱れから生じる体脂肪(皮下脂肪+内臓脂肪)の蓄積が問題となっています。この体脂肪の蓄積の原因として、生活習慣がホルモン作用に影響している可能性があり、現在、世界各国の研究者達が分子レベルでその解明に取り組んでいます。 私たちは、勤労者の健康という疫学的な観点より、脂肪の蓄積やホルモン作用の変化がどうしてメタボリック症候群が発症させるのか、脂肪蓄積の影響としてどのような障害が健康に及んでいくのかを明らかにしていきたいと思っています。