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薬学科の卒業生の活躍


卒業生の声

藤井香保里

大学で研究者としての第一歩を踏み出す

吉川紀子
アメリカ国立がん研究所(NCI)研究員

「好き」を追い求めて研究者の道へ

 がん研究の最前線であるNCIで、がん抑制遺伝子がどのようにしてがん化を抑制し、どのような時にこの遺伝子の発現量が低下するのかといった仕組みを、分子生物学的に解明しようと、日々、実験に取り組んでいます。私は研究が大好きで「研究者の道」に進みましたが、その第一歩を踏み出したのが、武庫川女子大学でした。

 研究の魅力に目覚めたのは、3年生で入った薬理学T研究室。「さまざまな抗がん剤があるのに、なぜがんは治せないのか」という疑問から、がん転移に関する研究を始めました。仮説を立て、実験し、何かを発見して論文にまとめ、発表する─すべての過程がクリエイティブで、面白い。実験で良い結果が出ない時も、めげずに方法を変えてアプローチする力や、コツコツ地道に頑張る心構えができたのは、先生や助手さんの熱心な指導のおかげです。  大学から大学院にかけて、中国の生薬・冬虫夏草とその有効成分が、がん転移モデルマウスのがん転移を抑制するという仮説を追究し、その通りの結果が出たときはうれしかった。国内外で学会発表し、博士号を取得したのを機に思い切ってNCIの研究員に応募、採用されました。「好き」を追い求めたら、今に至ったという感じです。

安心して勉強に打ち込める環境

 武庫川女子大学は図書館や研究施設が充実していて、先生や事務の方も全力で学生をサポートしてくださり、安心して勉強に打ち込めました。総合大学なので、薬学以外の講義も受講でき、刺激になりました。厳しい授業や膨大なレポート課題を乗り越えた体力と忍耐力も、現在の仕事に生きています。学部のスポーツ大会やゼミの宿泊研修、学友会活動など思い出は数知れず、武庫女で得た仲間は一生の友達です。

失敗を恐れず、チャレンジを

 現在の仕事仲間はアメリカ、ロシア、中国など、国籍はさまざま。学会をはじめ、自分の研究を発表する機会も多く、大学時代に薬学英語の授業などで培った英語力が役立っています。研究成果を待っているがん患者さんのために、世界中の研究者と協力して、新しい知見をより早く発見し、治療に寄与したいと思っています。 学生の皆さんは、何事も失敗を恐れずチャレンジしてほしい。「やる気」を受け止めて後押ししてくれる素晴らしい大学です。

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