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薬学部とは

総合大学で多彩な価値観と人間性を養う

薬剤師には、病気で苦しむ人の気持ちになれる心の豊かさと優しさが必須。
総合大学だから可能になる共通教育科目を幅広く履修することで心の豊かさを育み、
他学部と共同で行うイベント、充実したサークル活動や部活動、
また他大学との交流で、
ヒューマニティを養います。

学部長挨拶

薬学科長 篠塚 和正
薬学部長
篠塚 和正
人々の健康に貢献する薬学部

注射はお好きですか?「はい」という人はいないと思います。
では、痛くない注射の針があったら?

そう、今では太さ0.2mmというとても細い注射針があって痛みの軽減に役立っています。そしてさらに、蚊が血を吸う時の針をお手本にして、痛みを感じさせない針が開発されています。このような工学技術の進歩やITの応用、再生医療の進展などにより、患者さんを治療する技術が加速度的に進歩しています。このおかげで、なかなか治すことができなかった病気も、最新の薬や治療で回復させることが可能になってきています。

一方、生き甲斐も含めて患者さんの生活の質を高めることで、治療効果が上がるということも医療の常識となっています。ですから、医薬品が患者さんに負担や苦痛を与えないようにすること、便利で使い易いものにすることも、医薬品にとっては有効性を追究するのと同じくらいに大切なことです。

今では水なしでも飲める薬もあり、チェリー味、パイナップル味、ストロベリー味など子供でも抵抗感をもつことなく飲んでくれると言います。もしかしたら薬のパティシエが要るのかもしれませんね。

このように、より安全で、より有効で、より便利な医薬品の開発・使用は薬学の目標であり、そのために勉強し、研究するのが薬学の使命です。本薬学部の卒業生は一万人を超えますが、この使命の下、病院や薬局の薬剤師、医薬品の創製・供給に関わる研究開発者・医薬情報担当者、薬事衛生に携わる公務員など、様々な現場で"医薬品"の専門家として活躍し、人々の健康を支えています。女子大特有の柔軟できめ細やかな指導と個性を大切にした教育も役立っています。

超高齢社会の中、医療・医薬・健康食品への期待はますます高くなっています。中でも、新しい医薬品の開発受託会社や健康食品企業は成長を続け、意欲的な人材を広く求めています。

一方、改正された薬剤師法により薬剤師に求められる仕事も増え、かかりつけ薬剤師としての貢献が期待されています。人々の健康を支えることにより自分自身も成長する働きがいのある仕事を目指す、薬学部にはその目標に向かうためのパスポートが用意されています。

キャンパスカレンダー

4
  • 入学式
  • 新入生オリエンテーション
  • 研究室配属
  • 丹嶺宿泊研修(シニアプログラム・薬学科4年生対象)
5
  • 体育祭
6
  • スポーツ大会(前期)
  • 丹嶺宿泊研修(トレーニングプログラム・1年生対象、健康生命薬科学科3年生対象)
7
  • 前期定期試験
8
  • 夏季休暇
10
  • スポーツ大会(後期)
  • 文化祭
1
  • 後期定期試験
2
  • 卒論発表会[健康生命薬科学科]、薬剤師国家試験[薬学科]
3
  • 卒論発表会[薬学科](予定)
  • 謝恩会[卒業記念パーティー]
  • 卒業式

教育研究目的

本学の教育理念に則り、人間性豊かな教養と幅広い専門知識を基盤として、
医療と薬、健康に関わる分野で貢献できる薬剤師などの人材を養成するとともに、
それらに関する研究などを通して、薬学に課せられた社会的使命を遂行し得る
有為な女性を育成することを目的とする。

  • 薬学科

    高度な臨床能力と実践能力を有し、研究マインドと医療人としての使命感を持ち、病院・薬局などの医療機関をはじめ、薬の専門家である薬剤師としてあらゆる場面で活躍できる有為な女性を養成します。

  • 健康生命薬科学科

    健康科学、生命科学そして創薬科学を重視した薬学教育によって、研究機関、産業界、環境行政など、医療と薬、健康に関連した多彩な分野で社会に貢献できる女性を養成します。

薬学科と健康生命薬科学科の3つのポリシー

(ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー)

薬学部の歴史

  • 1962 甲子園キャンパスに(枝川町) に薬学部(薬学科) 開設
  • 1977 公江記念講堂竣工
  • 1981 北摂丹嶺学苑竣工
  • 1983 妙高高原にレルヒェン・ヒュッテ竣工
  • 2006 健康生命薬科学科開設
  • 2008 総合薬学教育研究棟竣工
  • 2011 薬学部アメリカMFWI(Mukogawa Fort Write Institute) 留学プログラムを開始
  • 2012 薬学部 創立50周年創立50周年特設ページ
  • 2022 薬学部 創立60周年創立60周年特設ページ