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薬学科の卒業生の活躍


卒業生の声

2003年度卒 木本絵美

治験コーディネーターとして社会に貢献する薬剤師

2003年卒 前出衣舞
兵庫医科大学附属病院治験センター勤務

2008年7月4日、新学舎の多目的教室で、本学卒業生の前出衣舞さんにインタビューを行いました。前出さんは現在、兵庫医科大学附属病院治験センターにお勤めになっています。

― Q1. 薬学部を卒業してから現在までの経歴を教えてください。

A1. 私は、武庫川女子大学薬学部生物薬学科を卒業した後、薬剤師国家試験を経て、金沢大学附属病院薬剤部に就職しました。調剤業務を経て、治験業務を担当しました。その後、今年4月から、兵庫医科大学病院治験センターに勤務しています。

― Q2. 治験とその業務内容について教えてください。

A2. まず、新しい薬が開発されるまでの流れを表で説明します。新しい薬を開発するためには、動物や細胞を用いた基礎研究の後、人での効果と安全性を調べる試験が必要です。人での効果や安全性を調べる試験のことを臨床試験といい、厚生労働省から薬としての承認を得るために、健康な人または患者さんの協力を得て行われる臨床試験のことを「治験」といいます。

       

治験業務を支えるスタッフを、治験コーディネーター (CRC:Clinical Research Coordinator)とよびます。CRCは薬剤師だけでなく、看護師、臨床検査技師などから構成されています。CRCが治験業務において、薬の効果と安全性を慎重に評価していくために、重要な業務は主に4つあります。

       

1) 医師のサポート(インフォームドコンセントの補助やスケジュール管理)

2) 患者様のケア(治験内容、期間の説明)

3) 治験依頼者(主として製薬企業)との対応

4) 治験に携わるチーム内の調整

       

CRCは、治験に参加する患者さんに不利益を与えないように、また法律に従って正しく治験が行われるように、治験の進行をサポートしています。

― Q3. 治験業務に薬剤師としてどのように関わるのですか?

A3. CRCとして薬剤師が果たすべき重要な役割の一つに、治験薬の臨床、非臨床データをまとめた治験薬概要書を読み込み、薬理学的な面から治験薬の効果や安全性をみることだと思います。

患者さんに投与しても安全かどうか、明らかな不利益はないかどうか検討してはじめて患者さんにインフォームドコンセントを行うことができるのです。

― Q4. 前出さんにとって、治験の魅力とは?逆に、仕事をする上で大変なことは何ですか?

A4. 治験を行っていく中でうれしく思う瞬間は、治験薬の効果により、患者さんの笑顔を見ることができたときです。

仕事をする上で、コミュニケーションの重要性は日々感じています。患者さん、医師、CRCのメンバー、製薬会社の方とのコミュニケーションは、密に行わないといけません。うっかり…ではすまされない緊張感が常にあります。

 

― Q5. CRCとして働くためのプロセスを教えてください。

A5. まず、薬学部生であれば、薬剤師国家試験に合格することです。晴れて薬剤師免許を取得できたら、CRCを募集している病院や会社を探しましょう。CRC業務は実は、英語で報告書を作成したりすることが多いので、しっかり英語を学んでおいてくださいね!

― Q6. 治験について、あまり一般に知られていないことはありますか?

A6. 治験では、有効成分を含まないプラセボを使用することがあります。

一般に、新しく開発された薬を治験薬と呼んでいますが、GCP(Good Clinical Practice)における治験薬とは、「治験において被験薬もしくは対照薬として用いられる有効成分を含む製剤又はプラセボ」とされています。

プラセボを使用する治験の場合、プラセボも治験薬になります。

― Q7. 薬学部を目指されたきっかけを教えてください。

A7. 高校生のときに、薬局でもらった薬の飲み合わせの説明を聞いて、興味をもちました。

薬と一生関われるプロフェッショナルな仕事をしたいと思い、薬学部を目指しました。

― Q8. 武庫川女子大学の薬学部を選ばれた理由は何ですか?

A8. 私は、武庫川女子大学附属高等学校に通っており、何度か薬学部を訪れる機会がありました。設備や環境の面でも申し分なく、雰囲気もよく、進学を決めました。

― Q9. 武庫川女子大学薬学部での思い出はありますか?

やはり、学院施設である丹嶺学院での宿泊研修、体育祭や文化祭が思い出に残っています。

本校は、担任制度など、行き届いた教育環境は素晴らしいものがあると思います。

講義では、オリジナルのテキストを使って、ポイントを解説してくださり、非常に丁寧に教えてくださりました。薬学部で学んだ知識は今でも非常に役立っています。

 

― Q10. 大学で学んだことは、治験業務にどのように役立っていますか?

A10. 大学で学んだことで、無駄なものは全くありません。薬剤師として、また社会人として働くための、最も基礎となる部分を学びます。

 

 

― Q11. 最後に、受験生と在学生へのメッセージをお願いします。

A11. まず、受験生のみなさんへお伝えしたいことは、薬学部にはいろんな進路があるということです。入学してから、様々な人に出会って、興味の赴くままに勉強して、進む道を決めればいいと思います。大学に入るとおのずと自分のしたいことがわかってきますので、コレ!と決めたらそこに向かっていってください。武庫川女子大学は、しっかりサポートしてくれます。

そして、在学生のみなさんへのメッセージですが、今は勉強を日々しっかりしてください。薬剤師になった後に、必ず響いてきます。心から応援しています。

 

インタビュアー:「yaku*躍*net」取材チーム 青山 万智、近藤 碧

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