第1章 免疫系のはたらき
第2章 自然免疫の重要性
第3章 抗原提示のしくみ・T細胞の活性化
第4章 抗原の多様性に対応するしくみ
第5章 自己と非自己を識別するしくみ
第6章 免疫疾患とその治療法
第7章 免疫学の応用(臨床診断法・実験技術)
付録1 免疫学の分野と関連する医薬品
付録2 用語解説
索引
(平成20年2月・廣川書店・ISBN978-4-567-53020-0)
石井紀郎(就実大学)市川厚(武庫川女子大学)川崎清史(同志社女子大学)黒川昌彦(九州保健福祉大学)田中智之(武庫川女子大学)深澤昌史(長崎国際大学)古川美子(松山大学)村山次哉(北陸大学)安河内孝徳(長崎国際大学)山下俊之(奥羽大学)(敬称略)
免疫学は今なおダイナミックに発展を続ける領域ですが、体系的に記述されたこれまでの教科書は初学者にとって敷居の高いものであったと思います。また、専門用語が多いことも理解を妨げる大きな理由の一つではないでしょうか。本書は免疫学の入門書として「わかりやすさ」を重視し、講師の解説がなくても、初学者が免疫応答の流れを理解できることを目標にしています。