グローバルに活躍が期待される薬剤師及び研究者の育成を目指し、2011年より新たにアメリカ分校(MFWI)留学プログラムがスタートし、2014年度には、第5回を迎えます。
この留学プログラムでは、薬学の知識を活かした上でハイレベルの英語能力を習得します。
また、チーム医療先進国アメリカの医療現場での薬剤師業務の見学・研修を行うとともに、ワシントン州立大学(Washington State University: WSU)薬学部での医療実習を行い、最先端の科学・技術を学びます。
このプログラムは、WSU薬学部との連携による共同プロジェクトで、WSUおよびMFWI(Mukogawa Fort Wright Institute)キャンパスにおいて行われます。
英語はConversation、Reading、Writingの3種類に分かれており、それぞれ少人数クラス(12〜14名程度)で集中的に学ぶことができます。
午後は、薬学関連の講義科目をWSU薬学部の教員と本学薬学部卒業生より学びます。WSU薬学部では、アメリカの薬剤師の役割、病院内におけるチーム医療体制などの特別講義が受講できます。
後半、WSU薬学部での医療薬学実習(大学内実習施設における薬剤師業務の模擬実習)、周辺医療施設の薬剤師業務の訪問観察などが実施されます。
週末は、ゆっくり勉強したり、ダウンタウンへ出かけたり、各自が自由な計画を立てて楽しめます。他にも、シアトル研修旅行(3泊4日:ワシントン大学薬学部訪問および市内観光)、シンフォニー鑑賞など多彩なアクティビティーが用意されています。
また、事前英語研修として出発までの2ヶ月間英会話レッスンを行います。薬学部ジュディー野口先生によるオリジナルテキスト、WEBを利用した学習指導、日常英会話レッスンを行い、英語力のレベルアップを計ります。
Conversationの授業風景。
グループを組んで英会話をします。
ランチ。
アメリカ人大学生のRAと一緒に。
スポケーンお別れの日。
5週間お世話になった先生方と寮の前で。
本学のアメリカ分校(MFWI)は、ワシントン州のスポケーン市にあります。西宮市との姉妹都市であるスポケーン市は、ワシントン州の中でシアトルに次ぐ都市でありながら、雄大な自然に恵まれたところです。
キャンパスは市の中心部からバスで15分ほどの郊外にあり、一面に広がる芝生の中に赤レンガの寮や教室が美しく立ち並んでいます。キャンパスの広さは、甲子園球場の約9倍。かつて、アメリカの将校の居住地であった、このキャンパスの建物は今や国の歴史的建造物となっています。
キャンパスを歩くと、野生のリスが走り回り、時にはシカにも遭遇するなど、自然を満喫しながら学習できます。
また2009年4月、MFWIはアメリカのCEA(大学英語教育認定協会)から、大学レベルの英語教育機関として認定されました。すなわちMFWIのプログラムは、他のアメリカの大学附属施設のプログラムと同等と認められたことになります。
ワシントン州ではワシントン大学、ワシントン州立大学、イースタン・ワシントン大学、ゴンザガ大学に続いて5番目の認定校となりました。学生たちが生きた英語を学べるようさまざまな留学プログラムを用意しています。
Readingの授業風景。
頑張って英語の本を読んでいます!