「薬学部創設50周年記念事業は全て終了致しました。
賜りました温かいご声援やご支援につきまして、実行委員会一同感謝申し上げます」
「50周年記念誌」に興味のある方は、下記にご連絡ください。
担当:薬理学2研究室
電話:0798-45-9944
薬学部長
市川 厚
平成24年吉日、創立50周年の佳節を迎え、記念式典と記念講演会を挙行し、未来に向けた新たな出発をしました。半世紀にわたって、1万人を超える卒業生の皆様が築いてこられた伝統と社会における実績の重みを継承しつつ、更なる薬学部の飛躍に向けて決意を新たにしました。
近年、医療・生命科学の知識・技術の高度化と多様化は著しく、さらにノーベル医学・生理学賞授賞の山中伸弥博士のiPS細胞の研究業績は、再生医療、個別医療、新薬創製、EBMの進歩に拍車が掛かりました。これら生命科学・医学や科学技術の進歩にともない、医療における薬剤師の情報量と職責に求められる薬学の知識や技術は増え、専門分化されると同時に高度化しています。次世代を担う学生・院生は大学での教育課程の中だけでは、これらの膨大な知識や技術を、すべて習得することは難しく、将来どのような分野に進んだ場合にも共通に必要になる基本的な資質と能力の自発的な習得を基本とし、その上で生涯にわたり常に研鑽し、社会貢献する意欲の醸成が求められています。
現在、キャンパスには、薬剤師をめざす6年制薬学科と多様な職域の研究者・技術者をめざす4年制健康生命薬科学科の学士課程学生、および創薬・薬学研究者をめざす薬科学専攻の5年制修士・博士課程と高度医療を担うファーマシスト・サイエンティスをめざす薬学専攻の4年制博士課程の大学院研究科課程の院生、研究生など約1,500名が学んでいます。これら学生・院生は、本学の立学精神「高い知性、善美な情操、高雅な徳性を兼ね備えた有為な女性」の具現に努めています。この立学精神は、真理を追い求める知性、人の心に潤いと和やかさをもたらす心、人をおもいやり、人のために尽くす社会・家庭に貢献できる人材の育成を謳っています。この精神は医療や健康・福祉に貢献する薬剤師の倫理にも適うものであり、加えて「主体性・論理性・実行力を培う女子教育(本学教育推進宣言)」に教職員一丸となって取組む所存です。
医薬品・医療機器の高度化にともなうリスク対応、在宅医療、セルフメディケーション推進など薬剤師の職責は拡大します。科学時代を見据えて、エビデンスに基づく考察力やグローバル視点、コミュニケーション力などを具え、日本をはじめ世界の医療を担う学徒の輩出に努力します。
卒業生ならびに関係者の皆様のご支援、ご鞭撻をよろしくお願いします。
50周年記念事業委員会 委員長
煖エ 幸一
平成24 年度に薬学部創設50周年を迎えるにあたり、薬学部では平成23年度に50周年記念事業委員会を設け、50周年記念事業の立案、実施の中核を担ってまいりました。以下に行いました事業について、時系列で簡単に述べます。
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