今回は、学生の様々な悩みにアドバイスをしてくださる学生相談センター薬学部分室の二人の先生方を取材させて頂きました。
坂田 裕子 (サカタ ヒロコ)先生
日本女子大学文学部教育学科卒業。日本女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修士課程修了。臨床心理士。現在、武庫川女子大学文学部非常勤講師、学生相談センター学生相談員、スクールカウンセラー。
竹山 佳江 (タケヤマ ヨシエ)先生
武庫川女子大学文学部卒業。臨床心理士。現在、武庫川女子大学学生相談センター相談員、スクールカウンセラー。
― 学生相談センターはどんなところですか?
武庫川女子大学では中央キャンパスと薬学部に相談室が設置されており、どちらでも利用することができます。中央キャンパスは月〜土曜日の午前9:30〜午後5:00、薬学部は火・金曜の午前9:30〜午後5:00に開室しています。
薬学部分室は、研究管理棟1階の医務室の隣にあり、人目の避けられる場所に設置されています。相談室内は、ゆっくりとくつろげる場所に内装も工夫しているんです。
― 学生相談室ではどのような活動を行っていますか?
個別相談・カウンセリングはもちろんのこと、自分自身をより深く知るために心理テストや描画や箱庭なども行っています。また、茶話(さわ)やかアワーというイベントも行っています。
― 個別相談ではどのような相談がありますか?
修学に関する相談では「勉強が大変」「実習での実験が苦手」「授業についていけない」「自分が将来何をしたいかわからない」
対人関係の相談では、「気の合う友達がみつからない」「まわりの目が気になる」などが多いですね。その他にもアルバイト、恋愛、一人暮らしの相談など多種多様な相談がありますよ。
― では、相談室の先生方には入学後の学生さんの精神面のサポートをしてもらうということですね?
その通りです。大学に入学すると、生活ががらりと変わります。友達も、勉強も。不安なことでいっぱいだと思うんです。一人で悩んで考えたりすると、どうしてもネガティブな方向にいくことがあるんですよね。でも、そういうことって意外と簡単に解決できたり、他の人に話を聞いてもらうだけで安心したりすることがあるんです。ですから、どんな小さな悩みでも気軽に相談しにきて頂けると嬉しいですね。もちろん、相談内容は秘密厳守いたしますので、安心してご利用ください。
― 茶話(さわ)やかアワーについて具体的に教えて下さい
フレーバーティーでのお茶会をしたり、ビーズアクセサリーやクリスマスリース作り、バレンタインの季節にはチョコ作りをして楽しんでいます。年に1回宿泊ツアーもしているんです。本当にみんなが楽しんでやっているといった感じです。茶話(さわ)やかアワーでは学部や学科を越えた友達、そして新たな自分の居場所に出会えることができ、みなさんに好評なんですよ。
― 最後にメッセージをお願いします。
相談することは恥ずかしい事でも、暗い事でも弱い事でもありません。しっかり自分の心と向き合えるのは強い事なのです。充実した学生生活が送れるように、サポートさせて頂きますので、遠慮なくお越しください。