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当院における薬剤師の業務内容と役割吉元未来新須磨病院薬剤科 |
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当院は154床、総職員360人の中規模病院ではありますが、2次救急病院に指定されています。一般診療科は17科あり多岐にわたる疾患の患者様が入院されておられます。薬剤師の主な業務内容は入院患者の調剤、注射薬の払出し、内服・注射監査、持参薬の識別、治験薬管理、抗癌剤ミキシング、DI業務、薬剤管理指導業務になります。また、薬事審議、感染対策、輸血療法、治験審査等様々な委員会に参加しており院内における薬剤師の役割は多岐に渡っています。
チーム医療の一環として取り組んでいることにNSTがあり、NSTでの薬剤師の役割は、主にNST対象患者様の輸液カロリー・タンパク質量・水分量の算出と輸液の提案です。患者様の体重や疾患などに応じて適切なカロリーの輸液が使用されているか、不足している栄養素はないかチェックしてよりよい輸液を提案します。また、薬剤の副作用に下痢や食欲減退などがあり、その場合代替薬がないか、薬が適切に使用されているかチェックする事も薬剤師の役割です。
どの薬剤師も薬局業務と病棟業務を平行して行わなければならない為、内服薬だけではなく注射薬の知識も個々に必要とされるので薬剤師の知識を発揮できます。中規模病院だからといって薬剤師の出来る事が少ないのではなく、DrやNs、コメディカルとの距離が近く情報の共有がしやすい為、チーム医療の一員として活躍できることがメリットです。
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