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ハート2011年6月24日 防已黄耆湯&気・血・津液・精(3)

 

   今回は防已黄耆湯を煎じて試飲し、気・血・津液・精(3)です。

  防已黄耆湯
   防已黄耆湯には、生姜、防已、黄耆、白朮、甘草が入っています。

   色白で疲れやすく、汗のかきやすい傾向のある、肥満症(水太り)、関節痛、むくみに用います。



  気・血・津液・精(3)
   今回は「津液」、これでこのシリーズはラストです。

   「津液」は、体内の全ての正常な水液の総称で、主として体液の事です。
   汗、唾液、胃液、腸液、尿などです。

   津液の病理

    軽い損傷・・・高熱、多尿、大汗などで、
           一時的に水が奪われて、口渇、のどや唇の乾燥、便秘等です
    重い損傷・・・慢性病、熱病の後期に
           のどは渇くが飲みたがらないなど、回復に時間がかかります。

    痰飲・・・体内の津液の輸送と排泄障害により、異常な水液の蓄積を生じた状態
         消化吸収障害で発生する、脾の機能低下
         肺の分泌増大による痰や湿性う音
         腎の排泄障害による浮腫、があります。


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