今回は、加味哨遥散を煎じて試飲し、気・血・津液・精(1)
加味哨遥散
加味哨遥散には、薄荷、生姜、紫胡、山梔子、牡丹皮、当帰、芍薬、茯苓、白朮、甘草が入っています。
体力が虚弱な人で、肩こり、疲れやすく、神経不安等があり、便秘の症状がある諸症
冷え症、月経不順、月経困難、更年期障害等に用います。
気・血・津液・精について
気・血・津液・精は、人体を構成する基本的な物質です。
気は運動しているエネルギー(機能)
血は基本的に血液に相当
津液は体内の全ての正常な水液(体液)の総称
精は先天性生命エネルギー源
今回は「血」について
血は全身を循環して、臓腑、皮毛、骨肉等、人体に栄養を与え、活動を支えます。
心は血の循環
肝は血の貯蔵
脾は血の動きを調整に働きます。
血の病理的変化
血虚・・・体内の血の不足、血の栄養不足
ふらつき、動悸、眼のかすみの原因にも。
血瘀・・・体内の血の循環不全
局所の痛み、腫張など。
血熱・・・熱邪が血液に入って生じる病理的変化