今回は安中散を煎じて試飲し、病因について学習を!
安中散
安中散には、桂枝、縮砂、茴香、良姜、延胡索、牡蛎、甘草が入っています。
本方は、胃痛を主としています。
その胃痛は寒冷が原因で消化機能減衰を起こしているもので、
胃アトニー症、胃酸過多に適しています。
その他、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、月経痛にも用います。
病因
漢方による病気の原因は、外因、内因、不内外因に分けられます。
外因
六渓(ろっけい)=風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪
癘気(れいき) =感染症
内因
七情=怒、恐、喜、驚、悲、思、憂
この七情が度を超すと、精神の歪み(ストレス)となり、病気になります。
これが内傷七情と言います。
不内外因
飲食(過食、拒食、飲酒)
疲労
外傷
中毒
遺伝
人が抵抗力、免疫力(気、血、水、食の乱れ)が低下し
自律神経が乱れた時、外、内、不内外因により発病するそうです。