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共用試験CBTを担当する

來海 徹太郎

薬学部CBT準備運営担当委員長

 

 

第2回薬学共用試験CBTの実施について(平成23年1月13日、14日実施)

薬剤師を目指す薬学部の学生は、平成18年度入学生から国家試験受験資格取得のために、6年間の学習期間を必要とするようになりました。増えた2年を入れて、これまでの4年制学部とはひと味違う「問題解決能力」を備えた高度な薬剤師を目指すためには、6年間の学習期間が必要であると考えられたからです。

5年次には、病院と薬局の両方で、定められた期間の実務実習を受けることになります。この長期(約6ヶ月)実務実習は、薬学部6年制の重要な取り組みの一つでもあります。

長期実務実習を受けるには、4年次の終わりに薬学共用試験(OSCEとCBT)に合格して、実務実習を受けるのにふさわしい薬学部学生としての知識、技能を修得していることを証明しなければなりません。今年度も全国の薬科系大学で薬学共用試験が行われています。

共用試験CBT(Computer-based Testing)について少しご説明しましょう。

平成23年1月13日、14日の両日、武庫川女子大学薬学部でも2回目となるCBTが、総合薬学教育研究棟(新棟)1階CBTコンピューター室で行われました(左写真:CBTの練習問題に取り組んでいる様子)。共用試験のうち、OSCEが実技試験であるのに対して、CBTは、薬学部生として、実務実習を受けるのにふさわしい知識を持っているかを問う試験です。学生は、コンピューターに向かい、310題の問題に挑戦します。すべて五肢択一問題で、60%以上の正解で合格です。共用試験では、やむを得ない理由で欠席した学生には追試験、不合格者に対しては再試験も用意されています。

試験問題は、薬学教育モデルコアカリキュラムに基づき、4年間学習してきた基礎専門領域の中から出題されます。知識の確認という意味を持ち、難問・奇問は出ません。出題範囲は、ほぼすべての基礎専門領域を、大きく3つの「ゾーン」と呼ばれる2時間の試験時間に分け、各ゾーンで約100問出題されます。CBTの各問題の難易度は、おおむね基本的で、学生が特別な勉強をしなくても80%近い正答率が得られる程度、とされています。さらに、特別な勉強とは、大体「ひと月以上をかけて行う勉強」と考えられています。このように共用試験は、学生にとって実務実習に向けての知識、技能の確認となりますが、実務実習を受け入れる病院や薬局、さらには患者さんを含むまわりのひとにとっては、「しっかりとした知識、技能を身につけた学生が実習をうけている」という保証になります。自動車の運転免許証をとるときに、教習所内から路上運転の練習に出る前に「仮免許証」をもらうためのテストを受けますね。その後に教官の監督と指示のもとで路上運転が許されます。これと少し似たしくみです。

CBTは、試験が近づいたからといって急に試験勉強をはじめるのではありません。各学年、各学期の勉強を計画的に行い、単位を修得し、4年生の後期で復習をして本試験に備える。身につく勉強を心がけることがとても重要なことだと思います。



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