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薬学科の卒業生の活躍


卒業生の声

大砂瑞穂

地方公務員で薬剤師として働く

大砂瑞穂
堺市役所

― 就職・大学院に入学されるまでの経歴を教えてください。

武庫川女子大学の薬学部薬学科(旧4年制の薬学部)を卒業し、堺市役所に薬剤師として入庁しました。市役所ではいろいろな職種がありますが、私は堺市立の診療所に配属され薬局業務を行ない3年目です。また、働き始めて1年後の昨年度、武庫川女子大学社会人大学院へ入学し、診療所で働きながら平日の夜や休日を利用して武庫川で講義を受けたり、研究をしたりしています。

 

― 今の仕事の内容について詳しく教えてください。

診療所での業務は、薬局薬剤師とよく似ていて、主に医薬品の調剤・服薬指導などを行なっています。他の職種は3年程で異動があるのが通例ですが、診療所などは仕事を覚えるまでにかなり時間がかかることもあり、3を越えて長い期間働くこともあるようです。

― 市役所での薬剤師の仕事として他に何がありますか?

役所なので市民の生活に関わる仕事を行なっています。本庁の保健所の中には食品衛生課、環境薬務課などの部署があり、本庁外では衛生研究所・診療所・市民病院(平成24年現在は独立行政法人)があります。本庁の保健所では、診療所などの開設、変更の許認可・監視指導、結核や感染症などの業務、環境衛生関連施設の営業許認可・監視指導などの保健衛生業務を行っています。例えばおしぼりに付いている細菌の数、おむつに含まれる化学物質の量、野菜に付着している農薬残量などを検査します。衛生研究所では、細菌、ウイルスの検査や環境、食品、医薬品、家庭用品などの安全性確保の試験検査及び調査研究などを実施しています。それから、数年前、新型インフルエンザが流行しましたが、その際のホットライン(電話)の受付も市がしており、専門家である私たちが対応しました。その時は残業続きでとても大変でした。

― 今のお仕事の良いと感じるところはなんですか?

やはり服薬指導などの業務で患者さんから感謝されたとき、信頼を得ることが出来たときなどでしょうか。患者さんの健康に貢献出来たときはとても嬉しいし、やりがいを感じます。それから診療所では、診察から薬を患者さんに渡すところまで、同じ施設でできるので、患者さんへ病気に関する情報がちゃんと伝わっていないときには、医師から再度説明してもらうことが出来るのも良いところだと思います。また、育児休暇などが充実し、雇用環境に大変恵まれています。

― 各部署への配属はどのように決まるのですか?

市役所では、3〜5年毎に視野の広い人材育成、適材適所の配置等を図ることを目的に異動希望を申告することになっています。しかし衛生や医療の分野では仕事を覚えるまでに時間がかかることもあり、入庁から定年まで一つの場所で働くこともあります。異動の際には希望を聞かれるのですが、その希望が通らないこともあります。

― 大学時代はどのような研究をされていたのですか?

谷本先生と黒田先生の居られる薬品物理化学研究室で、ホスホリピドーシスに関する研究をしていました。ホスホリピドーシスとは、薬物により細胞内にリン脂質が蓄積し、炎症反応をおこす現象のことです。薬物投与する時にホスホリピドーシスを起こさないために、予測し、迅速に評価できる方法が必要です。そこで、薬物が脂質の分解を抑える程度を測定し、ホスホリピドーシスを誘発しやすい薬物の探索方法の開発をしていました。

― 薬学部で学んだことはどう生かされてますか?

やはり大学で学んだ事は生きていますね(笑)。勉強して無駄なことはなかったと思います。全部生かされると思いますよ!最近では衛生学とかの知識も必要なので、大学の時に使用した衛生学の教科書を引っ張り出して再度勉強しました。やっぱり、幅広い知識が必要になるんですよね(笑)。

― 大学時代で最も記憶に残っていることはなんですか?

最も大きな経験になったことは薬局実習とか、病院実習ですかね。実務実習では、病院や薬局での作業が各々どういった感じで進むかが分かって、すごく勉強になると思います。どんな職種に就こうとも、薬学出身者として医療現場である病院や薬局での薬剤師の業務をしっかり知っておくことは大事だと思います。ただ、実習自身はちょっと大変でしたけどね(笑)。教えてもらう時には聞き漏らさないようしっかりメモを取って、先生が忙しい時には働く後ろ姿から沢山のことを学びました。

― 武庫川の社会人大学院に通っていたというお話ですが。

元々研究が好きだったんです。大学生の頃、研究職を目指していた時期があり、大学を卒業してからも修士課程で研究をしたいという気持ちが常にありました。そんな中、先輩から「是非やってみたらいいよ!」と応援して頂き、働いてから一年後、勤務先にも相談をし、仕事と大学院を両立して、大学院に通うことを決めました。

― 大学院ではどのような研究をされているのですか?

私は静電気によって分包機(薬を袋毎に分ける機械)の中に薬が残るという現象に着目し、その現象と帯電性の関連について研究しています。社会人大学院では、適正な薬物治療を支えるための研究や、臨床における様々な薬物の治療効果などを対象とした研究が多いですよ。

― 受験生へのメッセージをお願いします。

武庫川は、充実した教育や実習を受けることのできる環境が整っている所が良いと思います。また、武庫川は総合大学なので、薬学部の専門知識以外にも、共通教育などを利用して、幅広い勉強ができることも良いと思います。社会では幅広い職域で薬剤師の活躍が求められているので、是非、武庫川で幅広く、そして深く勉強を頑張って欲しいです。


インタビュアー:新薬3年 N、N

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